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スポーツでの思い出(補足記事:バリアフリーをめざす体育授業より)

2月27日投稿の「スポーツでの思い出」(カテゴリー:変形性股関節症)の補足というかたちで「バリアフリーをめざす体育授業(編集:筑波大学付属学校保健体育研究会):(株)杏林書店」から、ある学生の体験談を紹介したいと思います。

以前私はボランティア活動にかかわったことがありますが、そのときに活動の関連資料として上記教材を購入して読んだとき本当に感動しました。たぶん学生時代に同様な経験をしたことがある人は、このコメントに感銘を覚えると思います。当時あまりにも感動してしまったため、思わずボランティア活動のチラシのこのコメントを載せ独りよろこんでいたとおもいます。

今日偶然にもそのチラシが机のなかから出てきました。何故か最近このようなパターンが多いです。古くなったチラシは、「ねーブログに載せてよ。お願い。」と私に訴えているような気がしましたので、またチラシをつくった当時のように勢いで載せてしまいました。
以下、学生の体験談

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バリアフリーをめざす体育授業より

ある学生のケース

Cさんのプロフィールおよび授業内容
Cさんは、先天性骨形成不全という疾患がありました。この疾患は、全身の骨の形成が十分でなく、骨折しやすい症状があります。また、骨の発育が悪いため、発育期に十分に骨格を成長させることができず、そのため長育(特に身長が発育が悪い)が130cm代です。治療性が確立していません。発育期にあまり過激は運動をさせないで、おとなしくしていなければなりません。ですから、近所のこどもと外で遊んだ経験があまりないと言います。Cさんは急いで移動する時は車椅子を使用しますが、部屋の中で移動する場合のほとんど問題ありません。彼女の学生時代の体育は、小学校はずーと見学、中学校は彼女を巻き込んで授業をした先生がおり、彼女のできそうなことを月に何回かとりあげてくれました。彼女は、その時に、卓球が少しできるようになりました。高等学校では、記録つけや審判で過ごし。「選択授業の中で卓球をしたい」と申し出ても「骨折するといけないから・・・」といって、消極的な形でしか授業に参加させてもらえなかったと言います。Cさんは大学に入学して新入生ガイダンスを受け、自分の時間割をつくったとき、「大学でも体育があるんだ」と憂鬱になったそうです。「どうせ見学なんだし、ないほうがよい」と思ったと言います。今までの学校生活で、体育授業は中学時代のある時期に、消極的なかたちでしか参加しておらず、そのため、悪い成績しかつかなかったし、もっと不幸なことに、「体育をしないで勉強するから成績がよい」「疲れないから勉強がはかどるだろう」などの陰口をたたかれ、不本意ながら体育に参加できないことが、いじめの対象になってもいました。ですから体育に対する良い印象をまったく持っていませんでした。


某大学の体育授業を受けた後のCさんの感想
「体育は私に屈辱と悲しみとあきらめしか与えない教科でした、小学校時代は骨折しやすい体質でしたからあきらめもありました。症状が安定しだした中学時代の先生は、私を何とか授業に加えようと努力をしてくださいました。しかし、高校時代は全て見学でした。1年の時も一度だけ先生に「見学でなくて何かできることをしたいのですけど・・・・」と申しでたことがあります。「うん!わかった」といって次の時間に私のやったことは、試合の点数係でした。私は、部分的でも皆と一緒に身体を動かす活動を先生が何か考えて下さると思っていたのですが、先生には私の意図が通じなかったようです。その時以来私は、、先生が私にできることは得点係、基本的には活動をしてほしくないのだなと思って、一切申し出ることをしませんでした。体育の成績がどうこうのというまえに、生徒として席を与えられない自分を見つけて悲しかったです。だから大学に進学した時に、体育が必修という現実をみたときに仰天しました。大学で体育が必修なんて考えてみなかったからです。せっかく「あの気持ち」から解放されると思ったのに・・・・」
「1学期が終わって、自分の居場所を感じることができる体育を初めて体験しました。「これが体育って教科だったんだ。みんな体育の時間でこんな気持ちを味わっていたんだ」ということがわかりました。自分の心の変容に戸惑いを感じるとともに、どうして、高等学校でこのような気持ちを味わえなかったのだろうかという疑問がわきました。たしかに私は特別な体質をもっています。でも、学校というところは、生徒を受け入れたからには、生徒に対して教育を施す義務があるはずです。もっと責任をはたすべきだと思います。大学に入ってこんな気持ちを体験しないで学校を卒業していく多くの私のような人達のために、体育は変わるべきだと思います。
文献「バリアフリーをめざす体育授業(編集:筑波大学付属学校保健体育研究会)P35・36:(株)杏林書店」

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