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リベンジ

テレビを見ていて気になる言葉の一つがリベンジである。この言葉はもともと英語のrevengeのカタカナ読みでの言葉であるが、タレントやアナウンサーが国際化の時代とか、日本が世界に情報発信と言いながら誰に気兼ねすることなくこの言葉を使う様子を見ると、なにかおかしく異様に見える。

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リベンジとrevenge

英語本来の意味は「復讐」「報復」「仕返し」であり、個人的な恨みや復讐心を連想させるネガティブな言葉である。でもカタカナ読みによるリベンジは一度敗れた相手に対して、勝利する事で「借りを返す」という名誉挽回的ニュアンスが含まれたポジティブ的要素が強い。

最近のリベンジ使用例

昨年後体調不良のため日本での全て公演をキャンセルしたポール・マッカートニー氏が、今月日本での公演を行っている。ニュースサイトの見出しにはリベンジ公演という言葉がちらちらと踊り、何故リベンジなのか不思議になる。

日本人が日本人にリベンジという言葉を使うのは、カタカナ語を共有している暗黙の了解があるから問題がないと思うが、日本人が英国人に対して、しかも世界的有名なスーパースターに対して、その言葉を使うのはどうかなと思う。

日本での情報が日本限定で発信されているのではなく、英訳され世界に発信される昨今である。リベンジというカタカナ語が他国の人どのように理解され、どのように訳されるのかに興味がある。もし英語のrevengeのカタカナ読みと理解された場合、revengeという単語が使用される。しかいリベンジという日本独自の新語と解釈された場合は別の単語が使われる。訳する側のイメージにより真逆の意味にする。

リベンジという言葉を広めた男

プロ野球ソフトバンクの松坂大輔投手の状態がよくない。開幕前にインフルエンザで離脱、右肩筋疲労のため一軍登録抹消。実践復帰は白紙の状態。

もともとリベンジという言葉は1994年以降格闘技興行団体でつかれていたが、それが世間一般に認知されたきっかけは、西武ライオンズの松坂大輔投手のある宣言からである。1999年4月21日の対ロッテ戦で黒木知宏投手と投げ合い、0-2で敗北した松坂投手は、その後に「リベンジします」と宣言し、翌週で再び黒木投手と投げあい1-0でプロ初完封を記録する。

リベンジという言葉をひろめたことにより1999年の新語・流行語大賞の受賞者に選ばれた松坂大輔投手。甲子園での華やかな活躍。怪物と言われた西部ライオンズ時代のピッチング。アメリカ大リーグでの活躍。それが日本に復帰して全く登板せずに追憶の彼方へ忘れ去れているような状況は、あまりにも寂しい。

言葉は変化する。言葉の変化とともに人が言葉から受け取る共有イメージも変化する。全盛期の松坂投手が放ったリベンジという言葉のイメージを現在の松坂投手はどう捉えているのだろうか?なるがままになるとマイペースで練習をしている面影から以前のリベンジというイメージは共有されない。

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