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二つのボランティア活動

放鳥トキ、卵の殻捨てる=注意深く行動観察-環境省
環境省は22日、国の特別天然記念物トキの野生復帰を目指して新潟県佐渡島で放鳥された計60羽(3羽死亡)のうち、1組のペアの巣からトキが卵の殻を捨てたことを確認したと発表した。無精卵か、ふ化したひなの卵の殻なのか確認することは難しく、同省はトキの行動を注意深く観察している。(2011/04/22-17:17 時事ドットコムより)

新潟県佐渡島に朱鷺がいつの間にか60羽も放鳥されていたことに驚いた。このプロジェクトには地元住民のボランティアが多く参加していると聞く。もしふ化したひなの卵ならこれは大いなる野生復帰の第一歩であり、参加したボランティアの成果でもあると思う。


被災地ボランティア阪神大震災より激減
東日本大震災被災地の岩手、宮城、福島3県で活動したボランティアの数は約11万6600人(17日現在)で、阪神大震災発生1カ月後の約60万人を大きく下回っていることが22日、分かった。政府の「新しい公共」推進会議ワーキンググループで、震災ボランティア連携室が報告した。 報告されたのは、3県のボランティアセンターに登録して活動した人数。連携室によると、甚大な被害を受け、現地の状況を見極める動きがあったことに加え、センターの調整役不足も一因という。 ワーキンググループは、NPO法人や地域住民の力を震災復興に活用する方策を議論。6月上旬までに提言をまとめる。(共同)[2011年4月22日13時4分] ニッカンスポーツ・コムより

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変化するボランティア活動

阪神淡路大震災はボランティア元年とよばれるほどボランティア活動が起きた年、あれから10年以上のときがたち幾つかの災害を経験して市民もボランティアというものを理解してきた証拠ではないだろうか。

今回の災害は①広域の被害②福島第一原発の放射能汚染の問題③瓦礫の撤去がすすんでいない④行方不明者の捜索が終わっていない、以上様々な理由で素人が現地にいって何かを手伝う状況ではないと考える。それなのにNPO法人や地域住民の力を活用するとは見方が非常に甘いと思う。

そもそも地域住民の力を震災復興に活用するとは、どのようなことを狙っているのだろうか。瓦礫の撤去や避難所での手伝いで人手が欲しければ雇用をすればよいだけのはなしではないだろうか。いまひとつ政府の方針が見えない。

被災地は余震等常に危険な状況にさらされているためボランティアを集って何かをさせようという発想はやめたほうが良いと思う。以前、今ブログで提案した時間通貨などのボランティア制度を国が創設して自信の労働力を何かに還元できるシステムがあるならまだしも、ただお願いしますのみではやはり参加する人も自分の時間を費やして参加するのにかなりの覚悟が必要になってくる。

そもそもボランティア活動は社会的な現象でしかなく政策的なものではないと思う。もしその現象を社会的政策に結びつけないと意図するなら、それなりの予算と人材を投入して十分な調査をして取り組まなければ無理な話である。

ボランティア活動は料理でいえばスパイス的な役割をもっているものだと思う。スパイスは料理のメインな材料にはなれないが、その料理の味や印象を左右する重要な役割を果す。それと同じくボランティアもメインにはなれないが、メインとなる人達の良さを引き出す重要な役割をもつ。しかしたくさんの材料とたくさんのスパイスがあっても良い料理はつくれない。スパイスと食材の相性や組み合わせを決めて料理のうまさを引き出していくのは料理人である。スパイスがあってもなくても腕の良い料理人の料理はおいしいし、腕の悪い料理人の料理はまずい。要は料理人の腕次第である。

政府が目指す「新しい公共」とはなんだろう。地域住民が力を合わせ朱鷺の野生復帰の関わるボランティア?それとも震災復興に関わるボランティア?同じボランティアでも関わる内容は大きく異なる。個人的には政府の方針が見えないので、政府が目指すものは「寄せ鍋」なんだろうなと考える。色んな材料とスパイスを混ぜて煮込めば美味くなるだろうと政府が勝手に想定してつくる料理。でも同じ寄せ鍋でも暗闇で食べる暗中模索の闇鍋だったりして・・・・。

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