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二人のボクサー

先週、2名の元ボクサーがニュースに流れた。一人は海外防衛戦を成功、WBAWBCの統一戦に勝利した元世界チャンピオンの渡辺二郎氏であり、もう一人はボクサーとしては無名であった袴田巌死刑因であった。両者のボクサーとしての実績に比例しているかのような光りと影のような報道のあり方。その事件の重さや重要性を無視した話題性だけの報道であったような気がしてならない。

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元世界チャンピオン

先週8月23日タレント島田紳助さんの突然の引退発表にマスコミは揺れた。暴力団関係者とのお付き合いが発覚したため、その責任をとってのことの理由であるが、その真相は本人以外わからない。マスコミから流される情報は、数年前に起きたトラブルで苦しんだ島田紳助さんが当時友人だった元ボクサーであった渡辺二郎氏に相談したところ、渡辺氏が知り合いの暴力団の幹部に相談して、その幹部がそのトラブルを解決したという。暴力団関係者とのお付き合いはその時からであり引退の記者会見を聞くかぎりではお付き合いというより知り合い程度のもので、今回発覚したメール内容もたわいのないものであり、そんな大騒ぎするものではないような気がする。

それにしても今回、元ボクシング世界チャンピオンの渡辺二郎氏がクローズアップされてしまった。渡辺氏は現在元タレント羽賀研二氏両氏が被告となっている詐欺恐喝未遂事件の公判における被告の立場であり、さらに暴力団の相談役でもある。だから渡辺氏は社会的に非常に微妙な立場で状態ではないかと思われる。詐欺恐喝未遂事件も一審は無罪であり二審は有罪という、冤罪ではないかという噂も流れているほど微妙なものであり、今回の事件報道が渡辺氏個人に与える影響は大きいと考えられる。

袴田事件

袴田事件、DNA型再鑑定へ 静岡
2011.8.26 02:05  MSN産経ニュースより
 昭和41年に清水市(現静岡市清水区)で一家4人が殺害された袴田事件で、静岡地裁は第2次再審請求中の袴田巌死刑囚(75)の弁護団が求めていた証拠品のDNA型鑑定を実施すると決めた。対象は同死刑囚が犯行時に着ていたとする「5点の衣類」のうち4点と、被害者が着用していた衣類4点。「5点の衣類」は死刑判決の判断に大きく影響したが、事件から1年以上たって現場近くから見つかったとされ、弁護団は同死刑囚のものでないと主張している。DNA型鑑定は第1次再審請求時にも行われ、「鑑定不能」とされたが、25日に記者会見した弁護団の小川秀世弁護士は2度目の鑑定に「結果が出れば、決定的証拠になる可能性が高い」と指摘。鑑定は29日から開始され、同弁護士は半年ぐらいで結果が出るとの見方を示した。


袴田事件(はかまだじけん)は、1966年に静岡県清水市(現静岡市清水区)で発生した強盗殺人放火事件、およびその裁判で死刑が確定した袴田 巖(はかまだ いわお)死刑囚が冤罪を訴え再審を請求している事件である。
袴田は30歳で逮捕されて以来45年近くにわたり拘束され(現在も東京拘置所に収監中)、死刑確定後は精神に異常を来しはじめ、親族・弁護団との面会にも応じない期間が長く続いた。現在は面会には応じるものの、拘禁反応の影響による不可解な発言が多く、特に事件や再審準備などの裁判の話題については全くコミュニケーションが取れなくなっている。このため、2009年3月2日より袴田の姉が保佐人となっている。袴田は近年、獄中にて拘禁反応に加えて糖尿病も患っている事が判明している。(wikipedia:袴田事件より)

メディアと関連性

冤罪の可能性のきわめて高いこの事件、本来ならもっとメディアがこの事件のことをとりあつかい国民に当時の取調べの行い方や裁判での状況などを国民に知らせなければならなかったのだが、マスコミが25日の大々的に国民に流した情報は政局からみのものとタレント島田紳助さんの引退騒動と一般市民が心がけと暴力団組織との付き合い方であった。しかも袴田 巖(はかまだ いわお)死刑囚と同じ元ボクサーである渡辺二郎氏の話題をおりまぜて、暴力団が悪いものであって、それを取り締まるのが警察や国であると強調してるかのように。

島田紳助さんの突然の引退の原因となった6年程前のメールでの交信内容。このリークを行ったのが誰(組織)でその目的が何なのか一時話題となった。通常ごく自然に考えれば、政局からみの混乱時期に元ボクサー渡辺二郎氏と元タレント羽賀研二氏両氏が被告となっている詐欺恐喝未遂事件の公判を優位にさせるため、検察が仕組んだ情報操作だろうと言われたが、果たしてそうだろうか?仮に渡辺・羽賀両氏の恐喝未遂事件が最高裁で無罪となっても、国民に与えるインパクトはそれほどないと思える。それより袴田事件のように獄中で何年も無罪をうったえている死刑囚の冤罪事件。これのほうが警察・検察のダメージが大きく、少しでも国民にその感心の目を向けさせないように仕組むのはその関係者の常套手段ではないかと思う。

袴田事件をとりあつかった映画「BOX 袴田事件 命とは」(監督・脚本: 高橋伴明 主演:萩原聖人 )は袴田事件にかかわった裁判官の苦悩と葛藤を描いたものである。この映画をみると今回のDNA型再鑑定の重要性がよくわかり、冤罪の可能性も元裁判官の証言から簡単に推測できる。

何故冤罪がおきるのか

何故冤罪がおきるのか。その構造を国民一人一人が考えないといけないと思う。BOX(ボックス)とは、殴れというボクシングの掛け声である。国民一人一人が冤罪事件に目をそむけずにそれを起こした組織をいかに叩きつづけるか。それともクリンチで逃げられてしまうか。組織をノックダウンをさせない限りこの問題は解決しないような気がする。

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