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二十年前の想像

電力の完全自由化まであと1年とせまってきた。20年前私が電力関連企業に入社した当時は、電力自由化なんて夢のまた夢のような感じだった。将来はそうなるよという電力会社から天下りできた経営者はそう言うが、現場でしきる上司はそんなことはありえないという感じで危機感ゼロであった。

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入社試験での小論文

その会社での入社試験での小論文のテーマは「廃棄コンクリートの処分について」。高度成長期の建設ラッシュの建設されたRC造(鉄筋コンクリート造)の建造物が立替時期にはいり、大量の廃棄コンクリートがでるのではないかというもの、さらそれらの処分で一番問題となるのは原子力発電所の廃棄コンクリートであり、原子力発電所の廃棄コンクリートはどうすればよいのかというものであったかと思う。

懐かしいものであるが、4年前の東日本大震災でおきた福島原子力発電所での廃炉処理でのニュースをみると自分が書いた小論文の内容が現実化して少々怖い。

電力自由化も20年前は妄想みたいなものあったが、いざ現実化してくるとあの当時の経営者の方針は本当だったんだなと実感する。

廃棄コンクリート

ただ廃棄コンクリートの問題は何もかわらない。通常のコンクリートは再生化可能であるが原子力発電所の廃棄コンクリートはどうすることもできない。

使用済み核燃料の処分、廃炉に伴う施設そのものの解体、原子力の世界は20年、30年というスパンではなく、何百、何千年のスパンである。

二十年なんてアッという間のできごと、人の一生も一瞬なんだと思う。短いから余計に遠い未来のことを想像しなければならないと思う。遠い遠い未来、現在生きている人達はこの世にいない。でも現在生きている人達の想いは様々な物に託され残されていく。廃炉後の残土やコンクリートは後世の人々にどのようなメッセージを残すのだろうか。想像するだけで悲しくなる。そんな悲しくなる施設をたくさん造って、ほんの一瞬のエネルギー欲しさに本当に輝かしい未来なんて想像できるのか、私にはわからない。

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