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人工関節置換のクオリティとその影響

 障害者手帳認定基準の変更から、人工関節置換治療のクオリティの向上とその影響について考えてみました。

記事項目

■身体障害者手帳の認定基準が変更
 ・人工関節置換治療のクオリティの向上
 ・医療費の増加
 ・制度変更の悪循環
■人工関節関連ニュース
■まとめ

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身体障害者手帳の認定基準が変更

消費税の税率は上がる一方ですが、身体障害者手帳の人工関節置換に関する等級は下がる一方である。昨年4月1日、消費税が5%から8%に増税された日と同じ日に人工関節に関する身体障害者手帳の認定基準が変更された。全く話題にならなかったが、これから人工関節置換を考えている人達にとっては大きな日だったと想像できる。

参考認定基準見直しの概要(リーフレット)・東京都心身障害者福祉センター

社会保障費が不足しているからとの理由で消費税を上げたのに、その日に社会保障のコストカットをする国。あれから一年が過ぎて、今後どのような影響が出てくるのだろうか。

人工関節置換術治療のクオリティの向上

人工関節置換術における治療のクオリティが向上すれば、人工関節置換で通常の日常生活に戻れる可能性が高まり結局身体障害者ではないと見なされるのは当たり前である。私見であるが、人工関節の身体障害者の認定基準を下げるないしは認定しない方針が浸透すると、再置換の問題もあるが障害者認定がネックだった30代~40代での人工関節置換が急増するのではないかと思う。

医療費の増加

慢性的痛みを我慢して日常生活を送るのであればさっさと関節を取り替えて快適な生活をおくったほうが良い。わざわざ長期間の治療をようする自骨手術をパスして治療期間が比較的短い人工関節置換を行いより快適な生活を送ろうと考えるのはこれまた当たり前の考えである。でもそうなるとメーカーや病院は儲かるが医療費が膨らみ、結局そのしわ寄せが増税や制度改正等といった形になり国民に回ってくる。

制度変更の悪循環

人工関節置換後の日常生活のクオリティが上がるのは良いことであるが、それを理由に一律で制度を変えていこうとするのは無理があると思う。治療を受けて治る患者はこれでも良いが、治療をうけて治らない患者や諸事情で治療を受けられない患者は、どんどん制度が変わっていくと悪循環に陥っていくような気がする。   以下、関連ニュース、現状の人工関節のクオリティの高さが伺えます。  

人工関節関連ニュース

変形性股関節症などの人工関節置換術後、日常生活の厳しい制限が脱臼にあまり関係なかった システマティックレビューにより検証   2015年6月28日MEDLEYニュースより

変形性股関節症などの治療に、人工股関節全置換術(THA)という手術があります。歩く能力を回復させるための手術ですが、術後は脱臼の危険性を考慮し、日常生活において非常に厳しい制限を設けることがあります。今回の研究では、THA後のそのような制限に脱臼防止の効果があるか検証した結果、運動制限を厳しくしなかった場合でも脱臼の発生率が上がるという結果は見られませんでした。

(省略)

また、大まかな制限の方が日常生活に早く戻れるという結果でした。 筆者らは、「より大まかにライフスタイルを制限し警戒するプロトコルでも、人工股関節全置換術後の脱臼率を悪化させることはなく、日常生活により早く、より良く活動性が回復され、患者の満足もより高い」と結論付けています。 THA術後は日常生活の方式に敏感になってしまうのかもしれません。しかし、あまり厳しくその方式を制限しても、脱臼率に良い影響は少ないということが示唆されました。整形外科医の方々は、脱臼予防のためのライフスタイルをどのように指導されていますか?

まとめ

 今回の制度改正は、人工関節治療を治療をうけていない患者や治療後に痛みが完治しない患者にとっては、今度課題を残す改正かと思う。人工関節置換治療のクオリティの向上を一律に制度改正に当てはめるのは無理があるような気がする。

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