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傾斜

傾いてななめになること。傾き。また、その度合を傾斜というが、最近この言葉が日本中を駆け巡っている。横浜市都筑区のマンションが傾いた問題。杭打ち工事に関する施工データーを改ざんしたことが見つかり大問題と発展している。

つい先日まで日本人2名のノーベル受賞者が出たことに日本中が狂喜していた世の中である。さも日本の科学技術はすばらしいというばかり報道。それがマンションの杭打ち工事のミスでうろたえる大手企業の経営者の姿を見ると、本当に日本の技術力とは大丈夫なのかと疑ってしまう。

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人も建物も傾いていく

人間も傾斜する。股関節等、脚の状態が悪い人が傾きながら歩く状態は、建物の傾斜とは全く別のものである。建物が静的であれば人は動的である。人の傾きは内臓を圧迫して健康に良くないとされるが、慣れてしまうとこんなものかという感じである。

人に寿命があると同じくマンションにも寿命がある。長く健康的に歩ける人もいれば若い頃から歩けない人もいる。それと同じように年十年も丈夫に利用されるマンションもあれば、数年で欠陥が見つかり取り壊されるマンションもある。本来は日本の法令のもと同じような施工方法で同じようなマンションを建設すれば、同じような強度を誇り同じような安定性を有することが当たり前なのに、何故このように建物によって異なってしまうのか。

建物は人によって造られている。だから工事に関わる人の判断や感情が建物の品質に大きく影響する。すると問題になるのは、その工事に関わる人の選定である。だから工事関係者を選定した元請の責任はひじょうに大きい。

人の身体が傾けば様々な方法でその傾きを修正できるが、建物の傾斜はなかなか修正できない。建物の傾きと同時に建物を建設した企業も傾き、その建物に関わった関係者も傾いていく。まさに傾きの連鎖である。傾いた信用をもとに戻す科学技術は存在しない。いくら科学技術が進歩しても人の信用がなくなれば社会が傾いていく。

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