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地球最後の日

「地球最後の日」、人気コミック「三丁目の夕日」の原作者である西岸良平氏の短編作品集。 地球最後の日とは、この短篇集の冒頭の作品タイトルであるが、この作品以外に登場する人物において巻き起こる事件ひとつひとつが地球最後の日に匹敵するような感じがしてならない。特に受験生の葛藤を描いた作品。たぶん学生時代にこの作品に引き込まれた最大の理由は、受験生の姿を描いたものが多かったからだと思う。

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受験生の苦難

時代は違うとはいえ、勉強嫌だよ、なんでこんなにくる日くる日も勉強しなければならないだと言いながら、なにかしらの事件に巻き込まれていくストーリー展開がたまらない。  

以下、受験生が登場する作品

  ○海底人8823(ハヤブサ)

受験生が国際秘密機関にさらわれ、将来地球の異常気象によって水没化が予想される世界のため海底人に改造されてしまうストーリー。

  ○勝利者

三浪が決まった心やさしい受験生が恋人のため意を決してスパルタ塾に入る。そこで他人の蹴落とし自分だけがはいあがればよいんだと言う受験哲学を学び、様々なスパルタ教育の洗礼後、受験に合格するストーリー。合格後、性格がかわった主人公のもとから恋人も去り、「一流大学、一流会社、この世はみんな戦いさ、他人をけ落として残るもだけが人生の勝利者になれるんだ」と自分に言い聞かせる姿がもの寂しい

  ○雨

主人公に雨のなか助けられた蛙が人間の姿になり、風邪を引き苦しんでいる主人公を助けるストーリー  

○終わりなき悪夢

三浪後大学に入学を果たした主人公が、ある日川原で寝ていると落ちてきたラジコン飛行機にぶつかり意識不明の状態になるストーリー。主人公の意識のなかでは地獄惑星という宇宙人に支配された夢の世界にいる。膨大な受験科目に合格できたものだけが地球に戻ることができる世界で主人公は夢と知りつつ夢が覚めない受験地獄を永遠に過ごす。  

現在はこの作品が書かれた時代とはずいぶん違う時代であるが、受験生の心の負担は、いつの時代も変わらないような気がする。受験勉強の一休みにこのような作品も刺激があって良いかもしれない。

世界の終わり

世界終末時計(せかいしゅうまつどけい、Doomsday clock)とは、核戦争などによる人類の滅亡(終末)を午前零時になぞらえ、その終末までの残り時間を「零時まであと何分」という形で象徴的に示す時計である。実際の動く時計ではなく、一般的に時計の45分から正時までの部分を切り出した絵で表される。「運命の日」の時計あるいは単に終末時計ともいう。(Wikipediaより)

コミックの表題になっている地球最後の日は、宇宙人から地球最後はあと1ヶ月で滅ぶと宣告された主人公が、宇宙人から授けられた超能力を使って人類を改心させることが人類を救う唯一の手段との助言をうけ、その超能力を使って奮闘するが肝心の超能力が微々たるものであり役に立たない。そうこうしているうちに一ヶ月の時間が過ぎ地球が滅亡してしまうストーリーである。

2015年現在の終末時計は残り3分前だそうである。環境汚染や異常気象、世界の至る国が核武装をしようとしている現状は危機的状況なのかもしれない。もし漫画のように宇宙人が地球を監視していたら現状の地球はどう判断されているのだろうか。人類愛助け合いといいながら一方で経済のために戦争を画策する。自国や組織のためなら何でもする。すべては生き残るため。宇宙人も神様ではないから、やはり自国や組織のため地球を利用するだろう。利用して利用できなくなったら何かしらの方法をとるだろう。それが地球最後の日につながるかもしれない。 地球最後の日は案外あっという間なのかもしれない。そうテスト用紙を見た瞬間頭の中が真っ白になる受験生のように、何も考えられず終わってしまう。

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