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変電所

 来年4月から電力の完全自由化が行われる。東日本大震災以前から電力自由化の議論はされ、それに向けて準備はされていたが、本格的に加速したのはこの震災以後だと思われる。今後、この震災が日本のエネルギー供給体制が変わった分岐点といわれるかどうかは、来年の4月以降の電力供給体制の状態しだいだと思える。新電力といわれる新規参入電力事業業者が生き残るか、それとも既存の電力会社が現状と同規模の売り上げを維持できるか、今後の動向に注目したい。
(H27 10/11)

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発送電分離

―発送電分離―
電力市場に競争を導入する際、発電・小売分野の競争がスムーズに行われるように、既存の垂直統合の事業体を、発電・送電ネットワーク・配電ネットワーク・小売といった機能別に分離すること。競争促進の効果の反面、発電・送電の一体的な設備形成を阻害し、安定供給に悪影響を与えるのではとの懸念もある。 (時代の解くキーワード Insight 関連資料より)

 欧米ではあたりまえのシステムが日本ではあたりまえではない。もし本当に政府・電力会社がいうように電力が足りないのなら、3・11の大震災で被害をうけた東日本における電力供給をすばやく回復させる意味で、発送電分離を議論するべきではないだろうか。

 たぶん電力会社のみの対応では早急な復旧は難しいと思う。これは私の想像だが、今回の震災で一番被害が大きかったのは発電所以上に変電所のほうではないだろうか。電気は発電所から発電した電気を一次変電所に送られ、そこである一定の電圧に下げその電気を各地域にある二次変電所に送り、そこでさらに電圧を下げられて各自宅・施設等に送られる。そのため、配電のネットワークと意味では発電所以上に変電所が重要になる。今回の計画停電も変電所の管理区分けによるものであり、変電所の電力ネットワークがある意味で日本の産業を支えているといっても過言ではない。

 さて今回の震災だが、津波により町がなくなっている。つまり完全に二次変電所がなくなっている、ないしは壊滅的な被害をうけている地域が多数あると想像する。ライフラインの復旧が急がれますと軽々しく報道されているが、電線をつなげばすぐ回復できるレベルのものではないと思う。

 電力会社は、発電所以外にも変電所も建設管理している。変電所は発電所みたいに、ドカーンと作られているわけでなく、場所によっては地中にあったりして、えーこんなところに変電所があるのなんてところに存在する。1ヵ所2ヵ所の被害ではないので、それを復旧するのは電力会社のみの対応では、時間がかかりすぎるのではないかと危惧する。

 東北地域での復興の鍵を握るには変電所の回復である。今回の震災をきっかけにして、いま一度発電所と一次・二次変電所の電力ネットワークを見直す必要があると思う。

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