404/570

多関節運動連鎖

多関節運動連鎖からみた変形性関節症の保存療法―刷新的理学療法

井原 秀俊/加藤 浩/木藤 伸宏【編】
価格 ¥5,940(本体¥5,500)
全日本病院出版会(2008/05発売)

目次

第1章 多関節運動連鎖からみた保存療法の展望と課題
第2章 多関節運動連鎖からみた骨関節障害の理学療法
第3章 多関数運動連鎖からみた骨関節疾患の筋機能
第4章 多関節運動連鎖からみた骨関節疾患における日常動作の障害
第5章 多関節運動連鎖からみた腰部の保存的治療戦略
第6章 多関節運動連鎖からみた肩甲帯の保存的治療戦略
第7章 多関節運動連鎖からみた変形性股関節症の保存的治療戦略
第8章 多関節運動連鎖からみた変形性膝関節症の保存的治療戦略
第9章 多関節運動連鎖からみた高齢者の胸椎・胸郭の保存的治療戦略
第10章 多関節運動連鎖からみた高齢者の転倒と予防のための保存的治療戦略

スポンサーリンク

身体の全身バランスをどのように保持するか

ネットでブログネタを探していたら上記の書籍が目にとまった。これだよコレという感じで検索をかけると、理学療養士や柔道整体士等の治療にたずさわっている方々のブログ記事が数ページにわたりヒットした。専門書であるから素人の私が読んでもわからない内容であると思うが、目次をみるだけでも今までの変形性関節症とは違うアプローチを試みていることがわかる。

今ブログでも何度も書いているが、経験上、痛めている関節の日常のケアは、痛めている関節だけ意識して行ってもあまり効果がなく、身体の全身バランスをどのように保持するかに意識をおき、痛めている関節と連動している関節周辺の筋肉と関節自身をほぐしていくことが大切かと思う。

参考までに著者がセンター長をつとめる病院のホームページ記事を掲載します。

九州労災病院 勤労者骨・関節疾患治療センター HPより抜粋
骨・関節は、骨、軟骨、靭帯、滑膜という組織から作られています。これらの組織は、それ自体では動くことができないため静的組織とも呼ばれています。一方、骨・関節を実際に動かしているのは、骨・関節の周りにある筋肉です。そのため、筋肉を、静的組織に対して動的組織と呼んでいます。動的組織を含めて骨・関節を考えた場合、骨・関節は運動器と称します。この運動器が活躍するためには、司令塔としての脳が出す信号が必要です。からだのバランスなどの情報を順次脳に送る感覚器としての役も、運動器にあることが最近ではわかってきました。この意味で、骨・関節は運動器-感覚器共同体と言えます 。当センターでは、この運動器である骨・関節の疾患について、新しい治療・予防法の開発を企画しています。 過剰な負担が、繰り返し骨・関節に作用すると、動的な支持機構は次第に破綻していきます。このような状況においては、骨・関節に数々の病変が出現してきます。この運動器疾患による経済的損失は、我が国の場合、12兆円にも相当すると推定されています。運動器疾患に対する新しい治療法や有効な予防への研究は、勤労者の運動機能を向上・維持するばかりではなく、大きな経済的効果をもたらすのです。 現在行われている医療においては、膝や腰が悪くなれば、膝や腰といった局所のみに専念して治療することが、残念ながら一般的に行われているやり方です。しかし、当センターでは、その見方を少し変えることで、運動器-感覚器共同体の機能を再建・強化し、その障害を互いに代償しながら、さらには骨・関節疾患に対する予防への道を探っていこうと思います。 治療の対象となる骨・関節は身体の一部に過ぎません。しかし、骨・関節の機能がうまく働かないと、身体全体の機能に影響を与えます。運動器疾患の治療の目的は、からだ全体のコントロール機能を高めて、治療対象の骨・関節にかかる負担を軽減し、さらには再損傷から守ることにあります。そのためには、調和が崩れた特定の骨・関節に対して、身体各部が互いに代償し合うことで、複数の関節の連係プレーを促していかねばなりません。また、予想外の力やバランスの乱れから、とっさに身体を守るためには、状況が変化してからそれに反応(フィードバック機構)していては、時間的に間に合いません。状況変化に対してどのように対応したらよいかという作戦(フィードフォワード機構)を、あらかじめ脳の中に蓄積しておくことが必要です。 損傷した骨・関節の治癒を促すためには、損傷初期あるいは手術のあと適切な刺激を加えることが大切で、この刺激で治りが早くなります。この治りを早める適切な刺激を損傷早期から与える方法の開発も、当センターが考えている研究テーマの一つです。 当センターでは、運動器の障害を身体の姿勢制御的な側面から眺め、同時に自然治癒を促す方法を模索していきます。その成果を、生活指導、職場環境改善、各種トレーニングや装具の開発などに随時活用していきます。このことを通じて、運動器疾患に対して新たな視点から、治療、職場復帰してからの再発防止、予防などに深く係わっていきたいと考えています。

テレビのCMや医療番組でも上記のような情報が発信されば良いが、残念ながら関節局部のみにスポットをおいたものばかりで、ほんとうにこれでいいのかなと思う。もうすこし別の視点での情報がたくさんあればよいと思う。

スポンサーリンク
ご訪問感謝いたします。

当ブログ訪問感謝致します。今記事はいかがでしたでしょうか?もしご意見・感想等ありましたら記事上部メニュー問い合わせより連絡お願いいたします。

facebook&twitterでも問い合わせ歓迎です。

  FACEBOOKページ よるのさんぽずき

  twitter:よるのさんぽずき

ブログ管理人 よるのさんぽずき

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
404/570