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新生血管(ニュースより)

痛みの原因は関節の変形から軟骨の減少、そこから関節に炎症がおこる。だから痛い痛いと脳が感知する。そこで出てくるのは軟骨再生に効くというサプリメント。でもこれは完全な情報の刷り込みであり、正しいかもしれないけどこれが全てではない。関節痛の原因はそんな単純なものではないことが一番大切な情報なのに、コマ-シャルベースで情報を単純化させてしまったことが問題であったとつくづく思う。

最近は本当にあのしつこいように流れていたサプリメントのCMがあまり流れなくなってホッとしているが、あのCMのおかげで間違った概念が社会に普及してしまったことは非常に残念である。

「あー関節痛ね。軟骨の擦り減りね。たいしたことないじゃない。サプリメントでも飲んでいれば治るじゃないの?」誰しも関節症と言えば、そのような感じのイメージを持ってしまったのではないだろうか? あのCMの刷り込みで変形性関節症に悩む人達が安易に見られるようになってしまった。

本当に変形性関節症の発生を低減させ、痛みをなくす努力を社会全体で行っていけば関節症から起こる二次的な疾患を防ぐことができ、社会全体にもたらすメリットは莫大だと思う。でも社会ではそのような発想は何もない。

今まで変形性股関節症(股OA)有病率に関して、一般住民を対象とした大規模調査はほとんど実施されていなかった。それが最近やっと調査が行われ、男性が18%、女性14%の有病率であるという。個人的に今後高齢化が進むとこの数字はさらに上がると予想するが、ここからさらにサプリメントや人工関節を売り込もうという発想になってしまうと、痛みの治療から程遠いものとなってしまう。

変形性関節症の治療は機能回復のための関節の治療以外に痛みそのもの無くす治療をしないといけないと思う。すなわち複合的な検査と治療が必要となり、CMで刷り込まれた単純なものではないと思われる。でも世間一般に普及させたイメージを払拭することは難しい。そのイメージを払拭するコマーシャルは流れないし、国や自治体がキャンペーンを行わない限り無理だと思う。

以下の記事を読むと、病院の整形外科でレントゲン診察だけでは不十分であることがよくわかる。ましてサプリメントなんて全く関係ない。刷り込まれた概念で病院や医者を探して治療を求めようとすると治るものも治らなくなる。 初期の診察の段階で別な角度からアプローチする必要があるような気がする。せめてそれだけでも国や自治体で早急に対処して欲しい。不十分な情報と安易なイメージを社会に拡散させたのだから、それぐらいのフォローはして欲しいと切に思う。  

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新生血管

しつこい関節痛消えた 「血管なくす」新治療法に驚きの効果 

2015年3月5日日刊ゲンダイより  

肩、ひざ、腰など関節周辺の痛みに3カ月以上苦しんでいる人に朗報だ。薬、注射、マッサージ、鍼灸、カイロプラクティック、ストレッチ……どれを試しても治らなかった、長引く痛みを解消する新たな治療法が登場した。

この治療法のパイオニアで、「長引く痛みの原因は、血管が9割」(ワニブックス)の著者でもある「江戸川病院」(東京・江戸川区)整形外科運動器カテーテルセンター長の奥野祐次医師に聞いた。

省略

「四十肩、五十肩は専門的には『関節周囲炎』と呼ばれ、レントゲンなどでは異常がわからず、痛みの原因は不明とされてきました。ところが最近、痛みが長引く場所には新生血管といわれる細くてモヤモヤした病的な血管ができることがわかってきた。その血流を遮断させ、新生血管を減らすことで痛みをとるのが新しい治療法です」

省略

 なぜ、新生血管は痛みの原因になるのか? 「肩やひざ、腰などの関節に炎症が起きると、一時的に新生血管ができます。神経は血管と対になって増えますから、知覚神経が集まる関節付近ではその影響で痛みが強く出るのです。しかも、新生血管は炎症細胞を呼び込み、炎症自体を長引かせるため痛みが長引くのです」  むろん、炎症が消えると新生血管とその周囲の神経線維もなくなり、痛みも治まる。ところがまれに、毛細血管の手前で動脈から静脈に直接流れ込む血管ができることがある。すると、体はその先の組織は血管が少ないと判断。新生血管を作る指令を出すため不要な血管と神経がいつまでも居座って、痛みがさらに長引くことになるという。

省略

 奥野医師によると、40歳以降、あちこち体の痛みに悩まされるのは、新しい血管を作らないようにする物質の分泌量が減り、新生血管ができやすくなるためだという。 (2015年3月5日日刊ゲンダイより)    

新生血管

 既存の血管から分岐して新しく形成された血管。胎児の成長過程、創傷の治癒過程などで形成されるが、関節リウマチなどの慢性炎症や糖尿病網膜症、悪性腫瘍などの疾患にも関与している。例えば、癌細胞は新生血管を作り出すことによって、酸素や栄養を取り込んで増殖し、血流に乗って転移する。 (コトバンクより)  

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