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東日本大震災:仮設の身障者不安 「夜に何か起きたら…」:ニュースを聞いて

東日本大震災:仮設の身障者不安 「夜に何か起きたら…」
毎日新聞 2011年9月10日 21時15分 毎日JPより
 身体障害者向けにつくった岩手県大船渡市のバリアフリー型仮設住宅で8月、1人暮らしの60代女性が転倒して顔を負傷し、入院した。この仮設住宅(計6戸)は入居済みの3戸のうち2戸で車椅子の利用者が1人で生活を送っている。女性が転倒した際には、近くの人が偶然、これに気づき救急車を呼んだが、別の入居者は「もし誰も助けてくれなかったら」と不安を募らせている。 /  この仮設住宅は身体障害者がいる世帯に限って入居できる。大船渡市盛町の佐倉里(さくらり)公園内にあり、段差をなくした通路やスライド式の玄関など、車椅子の利用者が移動しやすいよう配慮がなされている。道路を挟んでスーパーもあり、買い物も便利になっている。 /   入居者らの話では、負傷した女性は8月13日夕、居間から手を伸ばし、外に干していた洗濯物を取り込もうとしたところ、体勢を崩して地面に転倒。砂利に顔を強打した。近くの公園にいた人が見つけ、女性は救急車で病院に運ばれた。女性は5日間、入院した。 /  仮設住宅の床から地面までは約55センチあり、あごに痛々しい傷痕が残る女性は「不注意だった私にも責任がある。今後の参考にしてほしいけど、住まわせてもらってるだけでも感謝しなきゃ」と遠慮がちに話す。 /  ただ、同じ造りの仮設住宅に夫(55)と2人で入居している別の女性(45)は「誰も気づかなかったら、どうなっていたか。市に『何かあった時に、すぐ連絡がつながるような仕組みを整えて』と頼んだけど『難しい』と言われた」と話す。この女性は6年前、リンパ浮腫を患い、歩くのが難しいが、夫が日中は仕事に行っているため、1人で過ごす時間が長いという。 /  身体障害者のいる世帯のみを対象とするバリアフリー型仮設住宅は岩手、宮城、福島の被災3県で大船渡市だけにしかない。市の要望でバリアフリー型仮設住宅を建てた岩手県は今回の事故後、木製のベランダを設けた。市などの「運営支援員」も1日数回、各戸を訪問するようになった。 /  市都市計画課の担当者は「支援員を増やすなり、社会福祉協議会などの協力で入居者らのコミュニケーションを深めていくしかないのでは」と話すが、民生委員(66)は「夜間に何か起きた時、どうすればいいかなど課題は残っている」と指摘している。

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東日本大震災から半年、でも課題は山積している

3月11日に起きた東日本大震災から半年。でも課題は山積していて、いつになったら復興と呼べる状態になるのだろうか。被災者においても、健康の人でさえ生活環境が悪く精神的につらいのに、それが障害者や障害者になる一歩手前の人だった場合、健常者以上にきつい状態であると容易に想像できる。
災害時における身障者の問題は、東日本大震災以前起きた新潟県 中越地震、中越沖地震で問題とされてきた。単にこれは災害発生時における安否確認等、初期対応のみだけの課題ではなく、避難所内や仮設住宅等長期間での課題として問題が提議され検討されてきたと思う。

身体障害者のいる世帯のみを対象とするバリアフリー型仮設住宅は岩手、宮城、福島の被災3県で大船渡市しかない現状から判断すると、現状の仮説住宅はバリアフリーとか福祉型とかそういった視点以前にすぐに完成できて入居させることを視点に建てられているみたいである。では身障者はどこで生活をすれば良いのか?という疑問が残るが、身障者は被災していない地域にうつり住みなさいということなのだろうか?

このような問題を防ぐために、ここ数年各地の自治体が防災対策に取り組んできたとおもうが、このようなニュースを聞くとここ数年の各自治体の取り組みはただのパフォーマンスだったのだろうかと疑いたくもなる。基本的に仮説住宅はすべてバリアフリー型で脚の不自由な人や身障者も住めるようなものにしたほうが良いと思う。たしかにコストは高くなるとおもうが、バリアフリー型の住宅に健常者が住んでも何も問題がないし、健康な入居者が入居後身体の状態が悪くなる可能性も十分に考えられるので、バリアフリーにすること事体無駄ではないかと思う。事前の準備と防災及び災害後の対応のマニュアルをたてておくことが必要かとおもうが、その時点で仮説住宅の設計方針を立てておけば良いかと思う。

日本は福祉が充実している国なのだろうか?せめて身障者等、身体が不自由な状態で被災した人達だけでも安心して住める場所を提供するのが国・自治体のつとめだと思う。

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