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片脚のヒーロー

昨日は童話ピノキオに出てくる差別的表現にかんすることを書いた(記事:鼻から連想するもの)。正直、ピノキオ騒動で問題となったキャラクター(動物?)は脇役であり、ある意味そのキャラクターの容姿を少し変えても物語全体のイメージに影響を与えることは少ないと思う。

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障がいをもつ悪のヒーロー 海賊ジョン・シルバー

でも、例えばロバート・ルイス・スチーブンソン著「宝島」に出てくる海賊ジョン・シルバーなんかは片脚の身でありながら悪いことをバンバンする童話の世界では異端とも言えるヒーローである。昨日書いたピノキオ騒動での「障害を持つキャラクターを社会の落伍者として描いており、差別を拡大助長させる童話であり看過できない」という主張は、むしろこのような作品のこというのではないかと思う。この作品において、ジョン・シルバーの片脚という設定が障害を持つキャラクターを社会の落伍者として描いておりから駄目だと考え、訳の途中でそれを変えてしまうと、完全に物語全体のイメージが崩壊してまう。だから誰もそのようなことをしようと思う。

さて宝島のジョン・シルバー。片脚でありながらこの物語では主人公以上に絶大なる存在感を出している。宝島が強烈な印象を子供に与えるのは、このジョン・シルバーのキャラクターが大きく、ジョン・シルバーが普通の体格の良い男であったら、このような人気をもつ作品にはなっていなかったと思う。

松葉杖をつかいながら片脚で歩くジョン・シルバー。児童文学において、ここまで障がいをもつ悪のヒーローがいただろうか。正直、テレビ放送されていた宝島をみた当時、この松葉杖で歩く姿がかっこよくて、ジョンシルバーに憧れたものである。

現在、映画「パイレーツ オブ カルビアン」シリーズやコミック「ワンピース」など大ヒットしてある意味で海賊ブームなのかもしれない。でも海賊物語の元祖はロバート・ルイス・スチーブンソン著の宝島である。だからもう一度この物語を見直して異端のヒーローであるジョン・シルバーが置かれている社会的立ち位置をもう一度検証すべきかと思う。

障がい者が社会のなかで生きていく様。足のハンディーキャップを障がいと思わせないで子供たちに教えてくれたジョン・シルバー。片脚のヒーローとしていつまでの心のなかにのこしておきたいものである。

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