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病院の実力「人工関節」詳しい調査結果を公開(ニュースより)

アラカルトニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞) (2014年6月4日)

病院の実力コーナーで「人工関節」の最新調査結果を公開しました。調査結果は6月1日付の読売新聞朝刊でも、「主な人工関節の総手術数」など代表的な4項目を紹介しましたが、ヨミドクターではより詳しく下記の表にある計12項目の調査結果をチェックすることができます。データは人工関節1、2に分けて、病院の実力コーナー内の「手・足」で公開しています。

人工関節1:主な人工関節の総手術数、人工膝関節、人工股関節、再置換術、処置が必要な合併症の割合
人工関節2:平均在院日数、リハビリ_自院、リハビリ_提携施設、リハビリ_指導のみ、両側同時手術、最小侵襲手術、ナビゲーション(患者の骨と手術器具の角度を画像で確認しながら行う手術)

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曲げ伸ばし リハビリ重要

人工関節 痛んだ膝などに …「病院の実力」解説記事より

人工関節は、加齢や病気で傷んだ関節の代わりになる、金属やポリエチレンなどでできた人工物だ。読売新聞は、2012年に全国の厚生労働省の地方厚生局に人工関節の手術数を届け出た医療機関718施設に、13年の手術実績などをアンケートし、489施設(回収率68・1%)の回答を得た。

人工関節の中で代表的な、人工股関節と人工膝関節の手術数(関節数)と、合計数を掲載した。また、人工関節の劣化や合併症など何らかの理由で不具合が起きた時に、既に入れた人工関節を取り出した後、再び入れる「再置換術」の件数も掲載した。自施設でのやり直しということもあるが、手術が難しい症例の場合に、高い技術を持つ施設が、他の施設から紹介されて行うことも多い。

人工膝関節手術が必要となる主な病気は、「変形性膝関節症」だ。加齢と共に膝関節の軟骨がすり減り、変形することで関節に痛みが生じる。まず、運動や減量、膝へのヒアルロン酸注入などを行う。

膝関節用の内視鏡を使って関節の形を整える「関節鏡下手術」や、骨の一部を切って変形を矯正する「高位(こうい)脛骨(けいこつ)骨切り術」などを行うこともあるが、それでも対処できない場合、最終手段として傷んだ部分を取り除き、人工関節に置き換える手術を行う。なお、変形性膝関節症に対する関節鏡視下手術は、確実に有効であるという証拠は得られていない。

人工股関節手術では、「変形性股関節症」が代表的な病気だ。生まれつき関節がずれていたり、骨盤の形に異常があったりするなどの要因に、老化が重なって発症することが多い。

ほかに関節リウマチや骨折などでも人工関節を入れることがある。手術は1、2時間で済む。

人工関節手術では、感染や脱臼などの合併症が起きることがある。再手術などの処置が必要となった合併症が起きた割合も示した。割合が低い施設は、手術室の滅菌状態に気を使うなど、合併症対策に力を入れているとも言える。

人工股関節の手術後は比較的楽だが、膝関節ではすぐに痛みが取れるわけではなく、直後から関節の曲げ伸ばしなどのリハビリが重要だ。東京医科歯科大整形外科教授の宗田大さんは、「半年ぐらいはかなり違和感が残るはず」と注意する。

表には、人工関節の手術の平均在院日数も掲載した。これは手術後のリハビリにかける日数と大きく関係しており、期間が長いほど自施設でのリハビリに力を入れていることが伺える。また、リハビリについて、自施設で行うのか、提携施設で行うのか、指導のみで自宅で行わせるのかも示した。長い入院を望まない人は、指導のみで自宅でリハビリを行うという選択肢もある。

人工関節の耐用年数が短かった頃は、60歳未満の患者への手術は避けられていたが、品質が改良され、耐用年数も延びた現在は、変形の度合いや痛みの強さに応じて、若い患者であっても手術に踏み切ることも増えている。

人工関節を入れた後の左右のバランスを良くするため、同時に両側の手術を行う施設も増えており、積極的に行っている施設かも示した。また、皮膚を切り開く量をおおむね10センチ以下(施設によって基準は異なる)に抑えた「最小侵襲手術」も広がっており、患者の身体的な負担は減ってきている。また、患者の骨と手術器具の角度を画像で確認しながら手術を行える「ナビゲーションシステム」を導入している施設も増えてきており、脱臼などの合併症防止に役立つと言われている。

ただ、こうした新しい試みについては、確実に治療成績が向上するという共通認識が得られているわけではなく、施設ごとの判断は異なる。主治医から事前に十分な説明を受けた方が良い。
宗田さんは、「回復の度合いは、手術を行う時に、どれほど歩く機能が残っているかに左右されます。同じ手術を受けるのであれば、早めに踏み切った方が回復も早いので、必要以上に我慢しないことが大事です」と勧める。(岩永直子)

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