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転倒裁判

椅子の脚折れうつ病に…ニトリに支払い命令
2011年12月15日18時49分  読売新聞・YOMIURIONlineより転載

家具製造販売大手のニトリ(本社・札幌市)が製造、販売した椅子の脚が折れる事故で転倒して骨折し、うつ病にもなったとして、北九州市の40歳代の女性が同社を相手取り、損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が15日、福岡高裁であった。
古賀寛裁判長は事故をきっかけにうつ病が発症したと認定したうえで、同社に約960万円の支払いを命じた1審・福岡地裁小倉支部判決を変更、約1580万円の支払い
を命じた。
判決によると、女性は2008年11月、自宅で椅子の脚が折れて転倒し、腰の骨を折るけがを負った。脚部分の溶接に不具合があったという。
古賀裁判長は「事故で健康が回復しない不安などが原因でうつ病を発症し、精神的な原因から歩行困難にもなった」と認定。さらに「骨折で身動きが取れない不便で家族に
迷惑を掛けている負い目や、事故の精神的衝撃」などを考慮し、賠償額を増額した。

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転倒訴訟

最近も衣料品量販チェーン「しまむら」を相手どり転倒により後遺症に対する損害賠償を求め、572万円の支払いを命じる判決が出たばかりである。
この訴訟は、店舗入り口の自動ドア付近に置いてあった傘袋のスタンド近くで60代の女性が転倒し、右太ももを骨折。人工の骨で補強する手術を受け、後遺障害で右股関節が動かしにくくなった為、雨水でぬれた床で転んで骨折したのは店側が転倒防止の措置を怠ったのが原因として「しまむら」を相手どり訴訟を起こしたという。
転倒。脚に不安のある人には避けて通れない問題である。歩行が困難になって精神的に不安になるのは理解できるが訴訟を起こす理由がよくわからない。このような判例が出てしまうと、販売した商品を利用して転倒とか店舗内で転倒して損害賠償請求という裁判が多くなるのではないかと思う。まさにアメリカ社会のような気がして正直不安である。基本的に転倒は個人の不注意が原因であると思うが、それを企業側の管理責任といわれてしまっては企業もたまったものではない。
個人の怪我を企業側の管理責任と理由で裁判ざたにされてしまっては、今後「説明書以外の利用による怪我や店内によるお客様の不注意による怪我は一切責任を負いません」とか「当店舗を利用する際には当企業が指定する保険に加入してください」等の対策をこうじてくるのではないかと思う。

更に一番最悪なパターンは、転倒しそうな脚の悪い人の入店はお断りというものである。ここまでいくと差別であるが、そのような直接的な表現ではなく間接的に「歩行が困難な方が店舗を利用する際には係員に一声おかけください」といったオブラートな表現をつけ排除的メッセージを投げかけてくるのではないかと思う。
転倒した人がその責任を転んだ店舗を経営している企業やその商品を製造した企業側の責任にしてしまっては、企業側も転倒しない店舗・商品づくりというから発想から転倒しそうな人の排除に思考が変わってしまうような気がする。そのような社会にはなってもらいたくはない。だからこのような裁判もよほど酷いケース以外はあまり起きて欲しくないと思う。

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