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長寿学:医療や福祉政策、高齢者のために 福井で報告会:ニュースを聞いて

長寿学:医療や福祉政策、高齢者のために 福井で報告会 /福井
毎日新聞 2011年9月4日 地方版:毎日JPより
 「高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせる社会」の実現を目指し、県が09年度から東大と共同で進めているジェロントロジー(総合長寿学)研究の報告会が2日、県民ホール(福井市手寄1)で開かれた。/ 東大高齢社会総合研究機構の鎌田実機構長など、5人の大学教授・准教授が「医療」「介護」「移動手段」の分野から研究成果を報告。訪れた約200人の医療関係者らは熱心に聴き入った。 /  鎌田機構長は「高齢者の移動手段」のテーマで研究成果を発表。全国で高齢化が進み、コミュニティーバスの利用の減少や高齢ドライバーの事故が今後増加すると指摘。2030年には人口が現在の4分の3まで減少する見込みの大野市に、低速で安全に走れる超小型電気自動車3台を貸し出し、利用者の反応を調査していることなどを紹介した。 /  パネルディスカッションでは、藤田博明・坂井地区医師会長が「高齢者に住み慣れた地域で最期を迎えさせるには、在宅医療ができる医師を増やすことが必要」と話すと、小林正明・県健康福祉部長は「医師や看護師への支援を県も後押ししたい」と返した。 /  最後に鎌田機構長と西川一誠知事が、15年3月までジェロントロジー研究の協力を延長することを確認し調印。西川知事は「今後も東大と連携し、高齢者の福祉に役立つ政策を進めたい」と話した。


老人学
 老人学(ろうじんがく、英:Gerontology、独:Gerontologie)は、比較的新しい学問で、もともと発達心理学から派生した学問のため、老齢化又は老いることについて心理学的な立場から考える学問として生まれた。老年学(ろうねんがく)、加齢学(かれいがく)とも言う。/ 老人医学に隣接した分野だが、高齢者の健康に限定されたそれと違い、高齢者の健康と福祉、社会参加、衣食住とその条件整備、年金、メンタルケアなどを広く守備範囲とした研究分野である。高齢者の平均寿命が延びてきたことから、元気な高齢者も増え、社会参加や生きがい、ライフワークなどを中心としたQOL、成人後見なども重要なテーマになりつつある。(wikipedia:老人学より)

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「痛い」ということを通してのコミュニケーション

大手生命保険のCMに最近よく使われているジェロントロジー。簡単に考えると高齢化社会にどうやって向き合い地域づくりをするかということだと思う。一般的に高齢者の疾患の場合、癌や認知症など大病が注目される。そのような大病にたいする対策も大切であるとおもうが、その一歩手前の関節痛などといったグレーゾーンにいる慢性的疾患のケアを社会全体でカバーして、そのような人達の社会参画をどのようにするかを考えないとたぶんジェロントロジーという概念は空論で終るような気がする。

関節症はそれ自体生命にかかわる疾患ではないが、痛いことで身体を動かさないことにより筋力が低下して血流が悪くなったり身体のむくみができたりして次の疾患を引き起こす要因となるうる。でもこのことを認識している人は関節症を抱える当事者か医療関係者および整体などでマッサージをおこなっている人ぐらいで一般の人は極めて関心が低い。アメリカが2001年からの10年間を「痛みの10年」とする宣言して国全体ととりくんだ痛みに対する取り組みを日本でも行い国民全体で認知させないといけないと思うが、日本におけるペインクリニック等の専門医の少なさを見ると、まだまだ痛みに対する対処法が遅れているといわざるえない。

「痛み」は我慢するもの。痛むことをこらえて何かをすることが美徳という概念は昔から日本人にあり、これが「痛む」という疾患に対する社会的な認知を遅らせてきた要因の一つであった気がする。当事者本人が痛いことを他人にどう表現することからはじまり、当事者以外の人が痛みをもっている人にたいしてどのように接するか、このようなコミュニケーションの仕方は、専門的な大学は別にして学校や社会では教えてくれない。

「痛い」ということを通してのコミュニケーション。たぶん老人になるとこの「痛さ」というものをどのように対処してしていくかが重要なキーワードになってくると思う。地域住民全員が健康で痛みのない生活をおくれればそれにこしたことがないが、長く生きていればいるほど痛みに悩まされるリスクは大きくなる。だから痛くなったときのコミュニケーションが大切になり、それに対するリハビリ等の対処法が重要になってくる。

現在に日本社会における最大の問題は痛みを抱えた老人が、その痛みを相談できる人がなくその対処法がわからない点にあるといえる。在宅医療というまえに、慢性的な痛みをとりのぞく生活相談・運動指導、地域とのコミュ二ケーションをどのようにおこなうかが重要であり、それは現在の地域医療に一番不足している点であると思う。

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