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開いた窓

今日プールにいくとプールサイドでスマートフォンをいじりながら座っている女性がいた。なんでこんなところでスマートフォンいじくっているんだろうと、その女性を見つつプールに入り何分か泳ぐともうそこに女性の姿はなかった。子供の付き添いだったのだろうか。でも女性の前のコースには誰もプールに入ってなく、付き添いなら子供の姿をしゃかりになって見ているはずである。ほんとプールサイドに独りぽつんと座っている状態で不思議な光景であった。

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オカルト記念日

今日7月13日はオカルト記念日だそうである。1974年のこの日に映画「エクソシスト」は初公開されてオカルトブールとなったらしい。オカルトブームとはあまり嬉しくないブームであるが、当時はどんな様子だったのか興味が湧く。

短編を得意としたスコットランドの小説家「サキ」の代表作に開いた窓という作品がある。
神経衰弱を患った男が医者から静養を命じられ、ある田舎へとやってくる。男を出迎えたのは、一人の少女。彼女は、屋敷の主である自らの伯母がやってくるまでの間、伯母の身を襲ったという過去の「不幸」な出来事について語りだす。あれは、3年前のちょうど今日、伯母の夫とその二人の弟が愛犬を連れて狩りへと出かけそのまま帰ってこなかった。それから少女は男の背後に広がる開け放たれたままの大きな窓を指し示し、亡き三人と一匹はあの窓から出かけていったと告げた。さらに伯母は今もああして窓を開けたまま彼らの帰りを待ち続けているのだ。やがて例の夫人が遅れて居間へ登場する。夫人は現れるなり男に向かって明るく告げた。そろそろあの窓から夫と弟たちが帰ってくる頃だわと。男にはそれがなんとも薄気味悪くてたまらない。そして突然、彼女は男に言った。ほら、あの人たちが帰ってきたわ。男は振り返り、窓の方を見た。するとそこにはなんと沼に没して死んだはずの、あの三人と一匹の犬の姿があるではないか。男は激しい恐怖に陥り、無我夢中でその場を逃げ出していった。少女は、ありもしない話を即座に作り出すのが得意だったのだ。

現代でいうと、婦人の話を聞きながらスマートフォンでの動画を見て激しい恐怖に陥り逃げ出す男の横で、少女が何食わぬ顔でスマートフォンを動かしていくという光景であろうか。

スマートフォンから見える窓

スマートフォンの画面は小さな窓みたいである。窓を通してお話をつくり人がいて、そのお話を信じる人がいる。アプリを動かす度に違う光景が目の前に浮かび上がってくる。スマートフォンから見える窓は使う人をどこに連れていってしまうのだろうか。身体はここにいて意識はここにあらず。ある意味オカルト的行為である。

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