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E・ディキンスンの詩より

懐かしい詩です。

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二輪馬車

 

作:エミリー・ディキンスン(1830-1886)

私が「死」のために立ち止らなかったので
「死」がこころよく立ち止まってくれた
馬車には私たち二人
そして「不滅」だけ

私たちはゆるやかに駆けた 彼は急ぐ様子もない
私はこの世界の仕事も暇も
捨て去った
彼の親切に答えようとして

遊びの時間に子供たちが輪になって群がる
学校を過ぎた
こちらを見つめている田畑を過ぎた
沈んでいく太陽も越えた

あるいは太陽が私たちの超えていったのか
露は震えぞっとするような身体をよせあった
なぜなら私のガウンは小蜘蛛の巣
私の肩掛けは薄絹の網

私たちは止まった
地面が幾分盛り上がったような家の前に
屋根は見えるか見えないかというほど
軒の蛇福はただの土の塊り

それから何世紀がたったろう
だがその一つとして一日より短く思われる
永久を指して馬を向かわせたと
私が最初に信じたあの一日よりも

自然と愛と孤独と(国文社発行 訳:中島 完) より

学生の頃によくディキンスンの詩を読んだりしていたが、たまにその当時の感覚がたまらなく懐かしくなりダンボール箱の中にしまわれてある詩集をひっぱりだしてきて読んだりする。

今この詩を読みながら東北の被災地を歩いたらどんな気持ちになるだろう。100年後、東北の大地はどのようになっているだろうか。3・11で亡くなられた方々の魂は安心して眠ることができたのだろうか。姿はなくなっても亡くなられた方の魂は永遠にあの日のことを覚えているだろう。

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